一級建築士試験の内容
一級建築士試験とは
一級建築士は学科試験と設計製図試験がある。
学科試験に合格すると設計製図試験を受けることができ、設計製図試験に合格すると晴れて一級建築士になることができる。
学科試験の内容
学科試験の各科目の概要は下記の通り。
1.計画
他の4科目の基礎的な内容、歴史的建造物、建築のキーワードについて出題。
2.環境・設備
温度、湿度、日照、音響などの環境と、電気、空調、給排水衛生などの設備について出題。
3.法規
建築基準法と関係法令(バリアフリー法、消防法など)について出題。この科目のみ、法令集の持ち込みが可能。
4.構造
建築構造に関する計算問題と文章問題が出題。
5.施工
現場での施工、品質管理、官庁手続きなどが出題。
設計製図試験の内容
1次試験の学科試験に合格すると、2次試験の設計製図試験を受けることになる。
設計製図試験は、毎年、設計製図試験で出題する建物用途である「課題名」が7月下旬に公表される。2022年は事務所、2023年は図書館、2024年は大学であった。試験の問題でそれらの課題の敷地や要求室などが与えられる。
設計製図試験で設計する建物の規模は、低層階型と呼ばれる3階建てか、基準階型と呼ばれる4から7階建てのいずれかになる。以前は3階建てとか、5階だてとか、階数が指定されていたが、2022年から階数は任意という問題が出されるようになった。
答案は、A2サイズの図面と、A3サイズの「計画の要点等」という記述の2つを作成する。
図面は3つの平面図と、1つの立面図を製図する。平面図は1階/2階/3階または基準階が基本だが、地下1階/1階/2階または基準階というパターンもある。
設計と言っても、使う柱や梁のサイズはだいたい決まっているし、スパンも6mから8mまでになることが多いので、問題で与えられた敷地に建ぺい率、容積率、高さ制限などを満たすように箱を作り、要件の室を使い勝手が良いように収めるという試験になる。
「計画の要点等」は「要点記述」とも呼ばれる。要点記述は、設計するうえで配慮したことや工夫したことを文章で記述する。また、最近は設計した建物の一部について、詳細図を書くことを要求されることがある。
これらの答案6時間30分で解答する。
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