一級建築士試験情報

一級建築士学科試験「法規」科目の対策

法規の問題の解き方

法規の試験は、「次の記述のうち、建築基準法上、誤っているのはどれか?」という問題が30問出題される。法規の科目だけは法令集を持ち込むことができるので、法令集を引いて解答することになる。
ただし、30問×4肢=120の選択肢をすべて法令集で調べていると、試験時間1時間45分では全然足りない。4肢のうち正解と思われるものを1~2肢くらいに絞り、その2つを法令集で確認するイメージとなる。それでも時間に余裕は無い。

法令集のマーキング

持ち込む法令集は、一定のルールに従えばマーキングや書き込みをすることが許されている。このマーキングや書き込みをする作業を俗に「線引き」というが、線引きをして、すぐに目的の条文にたどり着けるように練習することが必要になる。
法令集は、資格学校も運営している建築資料研究社(日建学院)、総合資格学院、TAC出版の3社のどれかが一般的に使用されている。受験生が試験会場に持ち込んでいた法令集は、総合資格が8割、TACが2割、日建学院が数名という感じだった。
ちなみに、総合資格はB5判の普通サイズとA5判のコンパクトサイズの2種類が売られている。コンパクトサイズは持ち運びは便利だが字が小さく使いづらいので、試験本番で使いやすいB5判の普通サイズを買うと良い。
法令集を買ったら線引き作業を行うが、各社とも線引きのサンプルがある。日建学院と総合資格は、法令集を買ったあとに申し込むと、線引き済みのコンパクトな法令集(線引きサンプル)とインデックスが送られてくる。(あわせて申し込み時に書いた電話番号に資格学校のセールスの電話もかかってくる。)TACは線引きサンプルがホームページからダウンロードできる。これらの線引きサンプルは試験会場に持ち込めないので、線引きサンプルを見ながら法令集に線引きを行い、インデックスを貼り付ける。
線引きにはフリクション蛍光マーカーとフリクションボールペンを使用する。もし間違えたときに消せるのでフリクションで線引きするが、実際はフリクションでマーキングした部分を擦ると印刷された文字のインクが滲むので、できるだけ間違えないようにしたい。
フリクション蛍光マーカーは普通のものとソフトカラーというものがあるが、ソフトカラーの方がマーキングが濃くなりすぎず見やすい。
マーキングだけではなく、簡易な書き込みもできるが、書き込みをする前に試験元が発表している書き込みの許容範囲を確認する。試験本番では、試験開始前に試験官が順番に回ってきて、受験生全員の法令集を開き、ルール違反の書き込みがないかチェックする。私はルール違反ではない記載であったが、「この部分を消してください」と言われ消すというハプニングがあった。条文から線を引き出して関係法令のページ数だけ記載するというルール上OKになっている書き込みだったので、なぜ消すように指示されたのかは分からない。
線引きが終わったら、問題を見て、全肢法令集で確認するという練習を繰り返す。過去7年分の問題集をやると、頻繁に出題されている部分がわかる。
私は総合資格学院の法令集を使用したが、TACの方が二色刷りで見やすく、各条文の関係法令の参照ページの記載もよく考えられていたので、TACにすればよかったと思った。線引きの基準や色分けも各社で異なるがTACは本番で早く引けるように工夫されている。


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