一級建築士設計製図試験の対策A要点記述
要点記述とは
一級建築士設計製図試験では、図面の他に「計画の要点等」という記述問題の解答用紙も提出する。これは通称「要点記述」と呼ばれ、「○○について配慮したこと」を文章、図、イラストで解答するものだ。
例えば、下記のような問題が多い。
・課題の建物用途、構造、要求室などに応じて、課題の要求を満たすために配慮したこと。
例)図書館の場合
・図書室の書架は、窓から離して日射による書籍の劣化を防止した
免震基礎の場合
・省スペースかつ施工性に優れた鉛プラグ入り積層ゴム支承を各柱の下に配置
・バリアフリーやユニバーサルデザインに配慮したこと。
例)・車椅子使用者駐車場は建物出入口に近接した
・廊下幅員は1800mm以上とした
・階段の段鼻を目立つ色にした
・電気、空調、給排水など設備面で配慮したこと。
例)・給湯は、空冷ヒートポンプ式貯湯槽を採用し、CO2削減と省エネを図った
・空調は、温湿度変動に対応でき、省エネとなるVAV方式を採用した
・防災面で配慮したこと。
例)・震災対策として、地下1階に備蓄倉庫を設けた
・スパン寸法は、極力均等にして、地震時の応力の偏りを抑制した
・短柱を防止するため、柱際のコンクリート壁に構造スリットを設けた
・管理、メンテナンス性で配慮したこと。
例)・EPSは、メンテナンス性を考慮して、管理ゾーンに点検扉を設置した
・空調機機械室は、メンテナンス性を考慮して、管理ゾーンに配置した
・省エネルギー、二酸化炭素削減のために配慮したこと。
例)・照明はタスクアンビエント照明とし省エネに配慮した
・空調は、COPが高いヒートポンプパッケージを採用した
・セキュリティ性に配慮したこと。
例)・風除室は受付カウンターから視認可能とした
・関係者以外の立ち入りを制限するためフラッパーゲートを設けた
要点記述の解答例文は暗記する
要点記述は、設計製図試験の時間6時間30分の中で解答する必要がある。要点記述をできるだけ短時間て片付けて、作図時間に回せるように、要点記述の解答例文は暗記した方がよい。
試験機関は、要点記述の解答例を開示していない。したがって、解答例文は資格学校の教材でチェックする必要がある。
解答の文章で注意すること
要点記述の解答は、以下の点に気を付ける必要がある。
問に答えること
問題で聞かれていることに答えることが必要だ。これは当たり前のことであるが、特に試験本番は急いで解答を書くため、見直しをして問われていることに答えているかチェックする必要がある。
わかりやすい文書とすること
解答の文章は、「○○は、△△のため、□□とした」と記載し、何を、何のために、どうしたのかがわかるようにする。特に目的である「△△のため」の部分を書き忘れないように注意したい。
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